おバ歌謡を考える


伊集院光厳選のおバ歌謡を一同に集めたCDが出来ました。
今回はその感想を全曲分やろうかと

「?パパはメキシコ人?」歌:神谷勝也/ドン・神谷
親子タッグで歌われているレコード、ちなみにタイトルの最初の?は逆さである。
非常にメキシカンな出だしはいいのだが「アイヤイヤーアイヤイヤー」のしょっぱなの部分で声が裏返る子供がほほえましい。
もちろん随所で子供の声が裏返るのだが、なんかよくわからないうちに歌わされてるっぽさがにじみ出てて良い。
よくわからないうちにヤマハに入学されちゃった子供のようだ(体験談含む)
歌とはいえ、息子に「ヒゲを生やしたタヌキだよ♪」って歌われちゃう心境やいかに。
っていうかタヌキもともとヒゲあるじゃん
「銭$ソング」歌:白木みのる
赤塚不二夫大先生の漫画の主題歌(アニメの、ではないところがミソ)
歌の間に入るシャウトが素敵すぎ。「イィ〜〜〜ィイエェェェェェイ!!!!」と来たもんだ、気が違っちゃった感じがとてもよい。
このブチギレ感はPOLYSICSのハヤシに通づるものがある。
「銭あるぞー銭あるぞー」のくだりの生々しさはなんだろう、非常に昔のアニメソングっぽい作りは好感が持てる。
銭ありゃマンダムらしい、意味不明。
「ゆうわく」歌:ローレン・中野/和田 弘とマヒナ・スターズ
よーするに、手品でよくかかるタララララ〜♪に歌詞がついてるだけなのだが
のっけから「だめよ、あなたぁ〜」にヤラれてしまった。一語一語しっかり区切った歌い方もイイ
途中の「ラララララァ〜」の合唱もイキナリ感が強すぎて素敵。あとローレン中野氏のしつこいまでのまったり感が素晴らしい。
最後の節を全部「ラララー」にしてしまうあたりかなり漢らしい。っていうか、ローレン・中野って誰だ。
「剣の舞」歌:尾藤イサオ&ドーン
あの超有名クラシックの「剣の舞」に歌詞をつけて歌ってしまえ、というステキな一枚。
サビの締めの「姫君〜」がなにかとってつけたようで良い。
やたらノリのいい曲調に尾藤イサオ氏のマッタリとしたテノールがやたらと頭に残る、そして気づくと口ずさんでいたりする。
不二の友人の茶がやたらと気に入っていたという逸品。
よく考えたら平原なんちゃらの「jupter」よりもはるかに前にやったクラシックに勝手な歌詞つけて歌うシリーズ、先取り過ぎたか?
「ドン・ズバ」歌:由美かおる
あの由美かおるもハズした歌があったのだなあ、と思う。まあいきなり「ドンズバドンズバドンズバー♪」じゃ仕方あるまい
「おかあさんといっしょ」系の子供歌なのだが、「ドンズバ同士でピャッピャッピャッ」等、子供心にも疑問符が出るであろう歌詞。
けれど「どうせこの世は お互い様さ」や「どうせあしたは だれにも見えぬ」などとやたら深い人生論も飛び出す。
個人的には「右へ接近ドンズバー! 左へ接近ドンズバー!」の部分がやたら心に残った。カラオケにあったら盛り上がりそうだ(そうか?
「マグネット・ジョーに気をつけろ」歌:GAL
個人的にお気に入り。ノリもよく結構歌がうまい。ピンクレディーの系統であることはまず間違いない。
とりあえず、なんでもひきつけるマグネットジョーという人の歌らしい、誰かは知らない。
曲の途中に入るトランペットの音とか「ピャララララ」という効果音が当時っぽい。
しかし、この歌ってるギャルという3人組、ここまでインパクトある曲を歌ってるにもかかわらず無名なのが惜しい。
TBSのレコード室で探し当てたシングル盤には過去にオンエアされた記録がなかったそうな。強い。
「ホテル・カリフォルニア」歌:タンポポ
イーグルスのカバー、あのメジャーな曲もこうなってしまうんだなあとビックリさせられた。
「さあどうぞ さあどうぞ いらっしゃい」という訳しかたはある意味素晴らしいというほかない。
曲調は1番を聞けばおなかいっぱいになるぐらいまったりとしている上に、タンポポのうわずった歌声。キてます
「ここは男の天国さ」って、なんかちょっとヤダ。
「俺ら宇宙のパイロット」
前奏はすごい壮大、なんかすごい宇宙規模っぽさを感じさせるのに、歌に入るとなぜかその演奏がすごい小さくなってしまっている不思議。
すごいSFっぽい歌詞なのに、歌声がすごい。なんか居酒屋で集団で歌う軍歌みたい。
コーラスもものすごいバラバラでしかも歌が走っている。なんかもう、ここまで「グダグダ」という表現が似合う曲も珍しい。
この曲のおかげで、この曲が使われている作品「妖星ゴラス」が見たくなったのは言うまでも無い。
って、DVDでてんのかよ!(゚д゚)しかも平田明彦氏やウルトラシリーズのファンにはおなじみの佐原健二氏出演、ヤバイ、欲しい。
最後の「ぶおぉ〜」がなんか失敗っぽくて脱力度120%
「ザ・モンスター〜『コンドールマン』」歌:ベン・さいとうとザ・モンスターズ
歌ってる人のノリノリ度合いはこのアルバムで一番強い、実に楽しそうだが収集が付かなくなってしまってる。
「ウヒヒ ウヒヒ」って部分が曲が進むごとに感情がこもってたりするあたりがステキ。
っていうか、周りうるさすぎ。とりあえずザ・モンスターズが歌ってるところが見てみたい。
友人に聴かせた中でも、一番嫌悪感を持たれてしまった曲。
10 「ヘドラをやっつけろ!」歌:麻里圭子・ハニーナイツ・ムーン ドロップス
曲の最初が「帰ってきたウルトラマン」を彷彿とさせる、それもそのはずで、作曲はなんとドラクエ等でおなじみのすぎやまこういち
これの元である「ゴジラ対ヘドラ」はすごいサイケで暗い雰囲気の映画なのだが、多分そのイメージをほとんど反映させないで作ったと思われる。
歌のお姉さん風味な歌声とすぎやま節炸裂の曲調で「皆殺し」「全滅だ」と歌ってる様はなかなかスゴい。
ヘドラのことをひたすら説明しまくってる歌詞で、最後にとってつけたように「がんばれぼくらのゴジラ」と歌ってるのが切ない。
よく考えると、公害をまきちらすヘドラは迷惑だが、それを倒すべく放射能を吐き散らすゴジラもどっこいどっこいな気も。
11 「アローン・アゲイン」歌:草刈正雄
あのアローンアゲインをあの草刈正雄である。あの独特なしゃべりがそのまんま歌になった感じ。
しかし、和訳がスゴい、まあ実際あの歌を和訳したらそうなるんだろうけど、いきなり「高いビルの屋上から 身を投げなよ」ときたもんだ。
歌の全編に救いがなかったりする、身を投げたらコナゴナの切れ端になるだけとか、何か嫌なことでもあったんだろうか。オサリバンは。
そうさ人は だれでも ひとり。
12 「また一人」歌:九重祐三子
タイトルは違うが、実は↑と同じ、ギルバート・オサリバンのアローンアゲインのカバーである
なかにし礼氏の訳し方が神のごとき素晴らしさ(訳なのかどうかすら不明になるほど)なにせしょっぱなから「私としたことが〜♪」である
アローンアゲインが”男に捨てられて自暴自棄になってたら目の前に新しい男が現れたので恋してみたけどつまんねえからやっぱり一人がいいね”
ソングに変貌してる様は圧巻である(長え)
これこそまさに「おバ歌謡」、トリにふさわしき迷曲。

総評

伊集院のラジオ愛好家とまだ見ぬ珍曲を聴きたいなら是非。


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